皿洗い、好きですか?
私は時によります。
時間に余裕がある時は、結構好きな家事のひとつかな~。
食器を洗っているとき、余計なことをあまり考えなくなる。
頭がスッキリしてきます。
時間に余裕のない時と体が疲れている時は、面倒くさいだけ。
手がなまるな~と思いつつ、「食洗機の方が水道代安いんだよ」という夫の主張に乗ります(笑)。
家事は「手抜き」だらけですが、ラクな動きを探究することにおいては、「手抜き」はしない。ご存じの通りマニアックです(笑)。
最近、皿洗いで面白い発見をしました。
このブログでよく登場する豆状骨、これを意識すると、皿洗いで全身がほぐれてくるのです。
豆状骨は、小指側の手首のしわの上にある小さな硬い骨です。
両手のこの骨を軽~く意識してお皿を洗うと、両手が絶妙に見事に協力し合うんです。
手の平の中の骨たち(中手骨と呼びます)も動きだします。
お煎餅のようにただ平らで不器用だった手の平が上手にお皿を捉えてくれます。
それまで皿を押さえるために力が入っていた指が解放され細やかな動きを始めます。
気がつくと、軽く足踏みも始まり、腰が軽くゆれてきます。
皿洗いが全身運動になって、動いた分、ほぐれてきました。
こうなってみて、はじめて気がつきました。
これまでお皿を落とさないようにと手に入れていた力が、全身を固めて、手も動きにくくしていたことに。
これを先日、らせん流の本コース修了生たちの練習会でやったところ、
「肩がほぐれました! これからは旦那に皿洗いはさせない。私が自分の疲れを取るためにやる!」
と70代の女性。
お試しあれ!