
昨日の朝、布団から起き上がろうとしたら、なんだか腰がやけに硬い!
いつも通りに立ち上がろうとすると
「イテテっ」
「ヤバっ! 久々にヤッチマッタ!」
体の調え方をお伝えしている身として、これはお恥ずかしいことです。
注意はしています。
ですが、性格上、思いの熱さが用心を上回ることが多々あり、時々、やりすぎをヤッチマウのです。
今回は、「動きの左右差を調えるには、背骨の動きを脚や腕に伝えるとよいのでは?」という発想の下、例によって布団の上でああだら、こうだら、モゾモゾ動いていました。
それも、夜明け前にすっと目が覚めたので、あれこれ、2時間近く(^^;。
一番、熱心にやっていたのは2つ。
腕の動きを骨盤に伝え、仙骨周りから背骨の際をほぐすことと、大腰筋(背骨と大腿骨をつなぐ筋肉。インナーマッスルの王様)をマックスまで引き延ばす動きでした。
それによって、本来、龍のようにゆるやかにうねる背骨の動きを取り戻そうとしていたのです。
おかげで、いくつもの発見があり、大満足。じゃあ、少し休もうかと目を閉じてウトウトしました。
そして、起き上がったら、「イテテっ」状態だったわけです。トホホ。
おそらく、仙骨と腰椎回りの細かい筋肉が軽く炎症を起こしていたのだと思います。
そこでまず思ったのが、
「ヤッチマッタのが私でよかった」
です。
これで、やりすぎ禁物の注意喚起を、自信を持って言えますからね(^^;)
そして、そこからは、ゆっくり丁寧に、痛みが出ない動きを探り探り動いていきました。
それをすれば立ったままでいるのも歩くのもOK。
ですが、座った姿勢から立ち上がる時がどうにもキツイ(^^;
そこで、ふと、最近いただいたある生徒さんの感想を思い出しました。
その方は術後日が浅く、まだ傷口が完全には癒えてませんでした。
立ち上がる時、前かがみになった上体を起こすときも傷口が痛かったのです。
ですが、「らせん流」でお伝えしている体の構想に沿った動きをしたら、痛くないというんですね。
その動きとは、前かがみの時、足は「ハの字」気味。
そこから床が足を押し返している力を受け取り、足を少しずつ外に開きながら上体を起こしていきます。
そして、最後は軽く「逆ハの字」状態になり、体を少し反り気味にしてから足も体も真っすぐに戻すというものです。
私もこの動きをしてみました。
まずは手を膝について前かがみになってから、この動きのエッセンスを取り入れて立ち上がってみたのです。
すると、ずっと楽に立ち上がることができただけでなく、その後、痛みも半減してました。
それを続けていたら、ほぼほぼ痛みは消えました。
ギックリ腰になりそうな予感がしたり、なってしまった時、試してみてくださいね。
詳しくは↓の動画を参考にしてください。
https://rasenmail.com/Lb262/11591
こうして、一難去ったとは言え、体操としてお伝えしているものを、実生活で生かしきれてなかった自分に気づき、軽くしゅんとしました。
でも、今回は、ヤッチマウことでもヤッチマッタ後の対策からも得たものは大きかった。
まさに「ケガの功名」ではありました。
とはいえ、皆さんには「やりすぎ」はおススメしませんよ(キッパリ)!

