日常の一歩一歩の気持ちよさ自己ベストを目指す

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らせん流®タオRNNING倶楽部

ランニングセラピスト®小松美冬主宰 東京・国分寺を中心に教室を開催中

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前々回と前回のブログで、詩的に言えば、「ゆらゆらゆらぎながら」、わかりやすくいえば、ヤンキー風に肩を揺らしながら歩く方が体が歓ぶ、なぜなら、それが体の構造に合っているからという話をしました。

「はい、それはなんとなくわかりました。けど、ヤンキー風がね~。抵抗ありませんこと?」

「それ、当然ですわよ、ね~、奥さま」

そんな声がこの1週間、風に乗って届いてます(笑)

そこで、今回はヤンキー風なんだけどモデルっぽくも見える歩き方(「ヤンキー風モデル歩き」)のコツをお伝えいたします。

「人間の体は前と上、どっちに進むようにつくられていると思いますか?」

これ、らせん流の体験会でヤンキー風歩きを体験していただいた後にする質問です。

全員が全員、キョトンとしたまま、

「前じゃないですか?前ですよね・・・、エッ、違うんですか?」

と言われます。

正解は

「上です!」

「エッ・・・?????」

「考えてみてください。ハイハイの時、どっちに進んでいましたか?

私たちの先祖である魚、四足動物は、どっちに進んでいますか?

頭の方じゃないですか?」

「そ、そういえば・・・」

「赤ちゃんがハイハイからタッチするまでの間って、すぐですよね。その間に前に進む組織が造られるとはどうしたって考えにくい」

「そ、そうですよね・・・」

「なので、私たちは立ち上がっても頭の方に進むんです。頭は体のどこにありますか?」

「上です!」

「そう、だから上に進むのが自然です」

そこで「なんとなく比較療法その2」です。

まあ、今回は結論を先に言っちゃっているので、「今の話って、ほんとかな?」と検証するつもりで試してみてください。クドイけど、歩き方は実際に体を使って動いてみないと変わりませんよ~(^^)。

では、人体実験開始!

ヤンキー歩きをしながら(←これ、忘れないで!)

A 自分で前に進もうとする

B 上に運ばれるのを楽しむ

どっちがラク?

Aだと、体があちこち力み、つぶれてくる。重心が落ち、視界が狭くなる。

Bだと、体の中に隙間ができ、力みなく涼し気にスッスッと進む、重心が高く、視界が広くなる。背骨周りに力が集まってきて、姿勢がよくなっているだけでなく、体が細く感じる。「あれ、なんだかランウエイを歩くモデルっぽくない?私…」となってくる。

だから、Bの方がなんとなくラク。

こんな感じが1ミリでも感じられたらパチパチ。小松さんがご自身の体を感じる力が蘇ってきています。

Bは体に起きていることに素直に従えばいいのです。

ですが、実は、これがちょいと難しい。

なぜって、これまで「体に任せて動く」ことをさせてくれない指導を私たちは山ほど、というより、それしか受けてこなかったですから。できなくても小松さんのせいじゃないんです!!

ここからです。

少しずつ、「体に任せる」ことのラクさ、楽しさ、面白さを取り戻していきましょう。

うまくいかなかった方のために、Bでよくやっちゃう3つのパターンの対策をお伝えします。

1-自分で地面を蹴って上に飛んでしまう。

足を着いたとき大地からもらう力を背骨伝いに頭の方に伝え、最後は、頭を空にごく軽くねじ込んでいくようにしてみてください。

2ー上に進もうとすると、顎を上げて上を見ている・

目はなんとなく前を向けてください。

上を向くと、背骨が反ってしまい首も腰もキツイ。

そもそも前を見ないと危険です(笑)。

「上“を”向いて歩こう♪」でなく、「上“に”向かって歩こう」です。

3-頭を空にねじ込むようにすると、頭が左右に振れます。この時頭と一緒に目も左右に振れてしまう。

こうなると、頭が振り回されてクラクラします。また、前方不注意となり危険です。

頭は振れても視線はなんとなく前! 

これで頭の部分にもスッと軸が通り、頭は振れるけど、振り回されません。

大地からの力が上に抜ける感じがわかりやすくなります。

そして、さらにスッとカッコよく気持ちよく歩けます。

さあ、これからの若葉の季節、ヤンキー歩きをしながら体が空に向かって運ばれる気持ちよさを楽しみながら、お過ごしください。

この歩き方ができてくると、「周囲の景色と溶けあってくるんです」。

そんな感想もいただいています(^^)

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