5月28日、念願の田植え、初体験しました。

場所は相模川のほとり。稲の「多年草化栽培」に成功し広めている小川誠さんの田んぼ。小川さんが8年間、有機無農薬でお米を丹精して作っていらした田んぼ2,5畝。
ここで小川さんのご指導の下、田植えと稲刈りだけに参加し、他のお世話は小川さんにお願いするという、なんともお気楽で贅沢なナンチャッテもナンチャッテの稲作体験です。
いずれ、どこかで稲の多年草化栽培に関わりたいという思いがありますが、はじめの一歩はスモールステップで無理せずに。
一緒に田植えを楽しんだメンバーは、相武台脳神経外科の加藤貴弘先生と、同院のスタッフであり「らせん流ナビ」の笠井正俊さん、そして、わが夫と娘。
相武台脳神経外科は、私が6年間、らせん流ウォークをリハスタッフにお伝えしてきているクリニック。加藤先生も、いずれ稲の多年草化栽培を自分でもという思いをお持ちだったので、お声をおかけしたところ乗ってきてくださいました。
田植えの時の靴、あれこれ皆さまのご意見をお聞きし、田植え用の長靴と地下足袋を用意。最初長靴で入りましたが、すぐさま動きやすさと気持ちよさを優先して裸足。
ぬるっとした土の気持ちいいこと!
もちろん体の使い方は、らせん流。脚をねじりながら入れて抜いて、腰は股関節から曲げて。苗を分ける時、植える時は豆状骨を利かせ「がんばってね」の思いを込めて。
んな感じで、お天気も味方してくれて、楽しいだけの田植えでした。幸い、ヒルに引っ付かれることもなくすみました。
大きな空の下、やや強めの風に揺れる稲たちと水田に走る波紋の美しさ、手と足に残る土の感触。とても大切だけど、これまで触れずにきていたもの、それがわずかだけど呼吸をしはじめたのを感じた半日。

その夜は足が田んぼの柔らかく確かな感触を覚えていて、地球とともにいる安心感とともに眠りました。
そして、今朝、筋肉痛は内ももに軽く。より外にずれずに歩けていてニンマリ。時々、田んぼに足を運び、稲の様子の成長を見守っていくことが、楽しみの一つに加わりました。
小川さん、ご指導、そして、穏やかで優しい景色の中の田んぼをご提供くださり、ありがとうございます!
稲の多年草化栽培にご興味ある方は、小川さんのご著書『稲の多年草化栽培~小規模自給農への新たな道』(地湧の杜)をぜひ!

