
このところ日向ぼっこが趣味になっています。
在宅での仕事する日は、休憩時間ごとにわずかなスペースでも日が差している床があれば、
そこに坐る。お日様の移動とともに自分も移動していく。
一応、瞑想っぽいことをしようとして坐るのだけど、
陽光を受けていると、その温かさにまもなくウトウトしちゃう。
なので、それに抵抗せず、ゴロリと横になっちゃうことも、まあよくあります(笑)。
坐ってまず、太陽に手を合わせます。
胸で太陽の温かさを受け止め、受け取ります。
じわ~っとくるものを味わっていると、そのじわじわが全身に広がります。
胸から手足の隅々まで、乾いた土に水がしみわたるように伝わっていきます。
「得も言われぬ」快感に全身が満たされます。
「得も言われぬ」って言葉で逃げましたが、
今はそうとしかいえない快感であり、幸福感です。
太陽の光は暖かさと明るさをもたらしてくれます。
そうそう、骨を丈夫にするのに欠かせないビタミンDもでしたね。
でも、ガスや電気が作る温かさと「℃」で示す数字は同じでも、質が全く違う。
LEDや電球からの明るさと「ルクス」で示す数字が同じでも、質が全く違う。
その質の違いの奥にあるもの、温かさや明るさのほかに私たちに差し出してくれているもの、
それを全身で受け取りたくて、私は太陽に手を合わせるのです。
ともすると、「これをどう表現したらいんだろう」って、すぐに言葉探しをしてしまう自分に戻るのですが、
今はそれはやめることにしました。
大自然が発している言葉にできない豊かさに浸りきるほど、
私の頭は黙り、
私のイノチがどれほど喜んでいるかを感じはじめているからです。
日向ぼっこ養生法、おススメです。

