私、「あいみょん」のファンです。
あっ、
あいみょん、ご存じですか?
「君はロックを聴かない」とか「マリーゴールド」などの代表曲を持つ、関西弁こてこての女性シンガーソングライターです。どこか土の匂いがする自然体。なぜか姐さんと呼びたくなる、そんな存在感の人です。
彼女の最新アルバムに収めらえた「3636」(さんろくさんろく)の歌詞に、
「幸せの味付けを調べたんだけど、それぞれのさじ加減らしいからさ」
っていうのがあって、なるほどな~、と。うまい言い方するな~と。
この歌は一応、失恋ソングの類なんだけど、これって、らせん流で体に構造に沿った動きをする時に指針にしている、体にとっての「快」と同じだなって。「快」の味付けは、それぞれ、その時々のさじ加減だよな~って思ったのです。
というのは、私たちの体は瞬間、瞬間変化しているから、どこをどう動かせば、必ず快適になるなんて方法はないんですよね。
なのに、そういうものを求めたがる人がたくさんいる。
じゃあ、どうすればいいんだとなると、その都度、体に訊く。これでいいかい?って。そして、体の言い分を聴きながら動き方を工夫していく。
その積み重ねで体と自身との信頼関係が育っていって、その時々のさじ加減が、結構阿吽の呼吸でわかってくる。
そんな気がしています。
そして、その阿吽の呼吸で通じ合うためには、いつでも、体を痛めたら「ごめんね」、それでも動いてくれて「ありがとう」。さらには、ネガティブなことが起きなくても、いつでも「ありがとう」を言い続けることが大切なんだよな~。その積み重ねでご自愛が深まっていく。
ああ、これは人間関係、そこから育まれる幸せの味付け、さじ加減にも言えることだよな~。
なんてことを、あいみょんの歌を聴きながら、ぼそぼそと心の中で、つぶやいていました。