日常の一歩一歩の気持ちよさ自己ベストを目指す

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らせん流®タオRNNING倶楽部

ランニングセラピスト®小松美冬主宰 東京・国分寺を中心に教室を開催中

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オリンピック…、
開催について賛否あるのは承知のうえで、
アスリートたちがそれぞれの思いを胸にというか、
全身にみなぎらせてチャレンジしていく姿に、
やはり私の心身も活性化、刺激を受けています。

そして、開催前に淡く期待していた、
いろいろな垢がつく前の
スポーツの芯の部分にある楽しさが
あちこちでうっすらとでも感じられ、
楽しんでます。

そんな日々を送りながら先週出したメルマガ、
好評だったので、こちらにも載せさせていただきます。

「走りたい、もっともっと走りたい。力の限り走りたい」
この強い思いが全身を駆け巡った。
そして、「ただのランナーでないランナーになりたい」とふと思った。

これ、23歳のOL時代、自分らしさを求めてはじめてフルマラソンを完走した翌日、
ジョギング中に突き上げてきた思いを綴った日記の一文です。

このふとした思いが、
私にランニングライターの道を歩ませました。

自分が感じている走る世界、さらにはスポーツの世界の楽しさを伝えたい、
それが原動力でした。

ランニングライターとして、国内外の選手に取材する中、
海外の選手からよく出る言葉に

「ENJOY RUNNING」

がありました。

(それに対し、当時、日本人選手に多かった言葉は、「頑張ります」でした。)

このENJOYこそが、スポーツの在り方の肝になるものだと感じたのですが、
この和訳をどうしたらいいか、ずっと悩んできました。

「楽しむ」というと、幅が広すぎて、なんか違う。
遊園地で遊ぶのもENJOYになる。
彼らの言っているENJOYはもっと深みと厚みがある。

そんなことを以前、Facebookで書いてみました。
そしたら、テレ朝のスポーツディレクターだった宮嶋泰子さんがコメントくれたんです。
宮嶋さんとは、マラソンの国際大会の折、取材側でよくご一緒させていただいてきました。

スピードスケートの小平奈緒選手が、こんなこと言ってましたよ。

「樹木希林さんの言葉に
『楽しむのではなくて、面白がることよ。
楽しむというのは客観的でしょう。
中に入って面白がるの』
というのがあって、自分もスケートを面白がっていきたい」と。
だから、海外の選手の言うENJOYの訳、「面白しろがる」はどうですか?
と。

もう、ガッテン、ガッテン、ガッテン!
これまで自分が感じてきた走ることをENJOYする感覚、
海外の選手がいうENJOYの感覚、
和訳すると「面白がる!」が一番近い!

で、

今回のオリンピックをテレビで観ていて、

勝敗より、
自分の競技を面白がってきて、
オリンピック当日も、それを貫いている、
あるいは、貫こうとしている日本人選手が増えてきたんじゃないか、
って感じます。

そして、苦しいことは一杯あるけれど、
底辺には、自分の競技が“やっぱり好き、どうしたって好き”がある。

「天才は努力する者に勝てず、努力する者は楽しむ者に勝てない」

とは孔子の言葉。

この楽しむを「面白がる」に変えてみると、
これもしっくりきます。

でね!

希林さんの言葉にはこの先があって、

「面白がらなきゃ、やってられないもの、この世の中」

さっすが、人生の達人ですね。

アスリートでなくても、
面白がる、って、粋じゃないですか?

長文、最後までお読みくださり
ありがとうございました。

写真は、文中の樹木さんの言葉が載っている本「一切なりゆき」(文藝春秋刊)ピンボケですみません💦

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