この春から、小学校の教員になられている阿部さんは、小さい時から運動が苦手でした。
そして、体育が運動嫌いに拍車をかけ、集団スポーツでも、人に迷惑をかけてはいけないになり、運動から遠ざかり、大学生の時から腰痛も出てきてしまったのです。
自分が小学校の教員を目指すにあたり、自分のような人を生みたくない、そんなことから、それを卒論のテーマに選び、取材にいらしてくださったのです。
今の体育が「理想とする動き」を「できさせる」ようにすることをめざしているという表記があり、なるほどと。
「本論文では、「能力主義」「勝利至上主義」にみられる「できる」ことがばかりを目指す従来の体育を批判的に指摘し、すべての人が運動やスポーツの主人公となることを目指す「学校体育研究同好会」や、上手く、速く体を動かすことではなく、体の動きたいように動くことを目指す「らせん流タオRUNNING倶楽部」の実践を手掛かりにしながら、子どもたちの今後の人生を豊かにするために必要な体育教育のありかたを探究することを目的とする」
とあります。
私は、正直、体育大好きタイプでしたから、この苦しみを共有できないけれど、想像はできる。
そして、運動好きだからこそ「タイム」や「順位」にこだわりすぎるスポーツの在り方も残念です
ああ、燃える~! そろそろ変えない?
「体育」を、「体楽」に!