
6月15日、「四国オーガニックフェスティバル」に参加して、らせん流ウォークを体験付きでご紹介してきました。
たくさんの方が関心を持ってくださり、短い時間ではありましたが、「人って、こんなに楽に気持ちよく歩けるようにできているんだよ!」ということを体で実感していただきました。
「目からウロコ!これまでの歩きは何だったんでしょう!」
「歩くのがシンドイのは当たり前だと思ってたけど、違ったんですね」
「体に目を向けるだけで、こんなに変わるんですね。これまでかわいそうなことしてきたわ~」
「こんなちょっとしたことで、こんなに楽に歩けるなんて」
「これ、学校で教えてほしい!」
と、いつもいただく、私の大好物の感想をたくさんいただき、楽な歩き方は、どこでも歓迎されるんだとほっ。
さらに、
「美容サロンをやっているのですが、メンバーの加齢とともに、見た目のことより、あちこち痛いという悩みの方が増えてきていて・・・。これ、取り入れたいです」
というありがたいお話にうれしくなりました。
いつも思ってたんです。見た目も大事だけど、動き、大事なんだけどな~ってね。
そして何より、私の心に深く残ったのが、この一言でした。
「私が歩いているという感じです!」
目をキラキラさせながら言われたこの言葉には、思わず唸りました。
たしかに、らせん流の歩き方で歩いていると、全身がひとつながりになり、丸ごとの自分全体が歩いている感じになります。
そして、足が地につき、大地からの反力を受けとり、それを背骨を通して天に返すことで、天地をつなぐ軸がすっと立ち上がる――そんな本来の姿の自分に還るような感覚が、自然と立ちのぼってきます。
そして私は、はっと気づきました。
「私が歩いているという感じ」は、そのまま「私が生きているという感じ」なのだと。
らせん流では、「歩くことは、生きること」とお伝えしてきました。
ただ用を足すために前に進む手段としての歩きではなく、自分の存在まるごとで、「ここと今」を生きているという感覚。
あの一言は、まさにそれを体で掴んでくださった瞬間だったのだと思います。
そして、体験会のあと、ふと、思いました。
「らせん流ウォークって、“オーガニック・ウォーク”とも言えるな」と。
ここでいう「オーガニック」は、農薬や化学肥料を使わない農法や食品といった“狭い意味”ではありません。
もっと広い意味での、“自然と調和した在り方”としてのオーガニックです。
無理に型にはめたり、管理したりするのではなく、内側の声を聴き、生命の流れに寄り添っていく――そうした生き方や動き方を指す、広義のオーガニックです。
調和・つながり・全体性を大切にするという点で、らせん流ウォークも、オーガニックそのものなんですね。
らせん流ウォークの究極のゴールは、痛みや不調を何とかすることでなく、「自然回帰」であり、「自分回帰」と謳ってきました。
それが「オーガニックフェスティバル」という場で、あらためて自分の中でも腑に落ちました。
そこに、静かだけれど確かな“希望の芽”を見た気がしています。
ご一緒くださった皆さま、
そして素晴らしい機会をくださった
笠井正俊さん、前山由美子さん、スタッフの皆さま、
本当にありがとうございました。
オーガニックな歩き方、興味ある方は、体験会でお会いしましょう。
暑い毎日が続きます。
そんな時こそ、ご自愛度をあげていきましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

