
先日、昨年暮れからオンラインクラスでらせん流ウォークを学んでくださっている鹿児島のKさんから、とても嬉しいメッセージが届きました。
Kさんは農業のお手伝いをされていて、初めてらせん流の体験会に参加されたときには、体力がなくて30分も動くと疲れてしまう…と話されていました。
それが、らせん流を学びはじめてからは、
朝、自分の体を調えてから、
体と対話しながら、体がするする動くライン探して歩くのが日課に。
(これがらせん流の極意です)
農作業の際にも、
「体がどう動きたいか」をその都度体に訊きながら動くようにしたら、
動くことが楽しくなり、疲れなくなったのだそうです。
今では、丸一日働いても平気になったそうで、
お仲間からは「ブロッコリーを切って袋に詰める姿が“舞のよう”だ」と言われたとのこと。
Zoomのグループセッションでその動きを見せてくれたとき、
まさに、しなやかでたおやかな舞のような美しさがありました。
そんな嬉しい変化の報告があったあと、しばらく連絡がなかったので、
無理をしていないかと少し気にかけていたところ…
先日、こんなメッセージが届きました(ご本人の了承を得て、原文のまま掲載します):
— 引用ここから —
「美冬さん。お久しぶりです。
農業の仕事がひと段落して、昨日、我が家から車で1時間の悠久の森に行ってきました。
幻想的な世界の中に身をおいていたら、美冬さんのことを思い出し、出会えてよかったーっと、身体中が感謝につつまれました。
早朝の目覚めが日課になり、そのあとすぐに体を動かしていくことがいちばんの喜びになっていまして。夜が9時にはうつらうつらとなって、なかなかzoom参加できませんでして。
お礼をメッセージしたくなりました。
昨日の森の写真おくります(それは見ているだけで呼吸が深くなる森の写真でした)。
体がするすると動くと五感が冴えてくるように思います。
鹿児島は梅雨入りし、鳥の鳴き声が変わりました。湿度と音の関係なのかなぁと。
最近は自然科学に興味津々にすごしています。
人間の体の不思議からはじまり、あらゆる生命体の不思議へと。魅了されています。
らせんから始まった探求の旅。深く深く歩んでいきたいです♪
美冬さんがおっしゃっていること(らせん流をお伝えされていること)は、身体に対して受動的でなく能動的に働きかけていくことなのだなぁと。
それが、他と違っていて、言われたことをやっていたらいいと思って体の学習していたときの私とは全然違います。
身体に耳をかたむけ、身体からの欲求をきいて、これかな?いやちがう。だったらこれ?と、身体に聞きながら動かしていくと、すーっと通った!という感覚で身体からオッケーサインが来る。
相思相愛な関係なのかもなって。嬉しくなります。
ご自愛の意味、腑に落ちてます。」
— 引用ここまで —
私が無理に何かを“伝えよう”としなくても、
ちゃんと感じとってくれる人がいる。
その方自身が、自分の体とつながり、自然界と共鳴し、
らせんのように探求を深めながら、
自分の道を歩き始めている。
それこそが、私がずっと望んできた
「自ずから生まれていく」ということなのだと思います。
無理に拡げなくていい。
でも、手渡したい。
静かに。丁寧に。
今日も、そんな気持ちでまずは、私も体を調えていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
らせん流 小松美冬

