いや〜、冷えますね〜。 うちの周りでは、「花冷え」が「花散らし」になっていないのが救いです。今回は、ここ数日、根を詰めてPCに向かい続けながらの、「ああああ〜、こうしてじわじわ体って固まっていくんだ〜」からの、「こうしてほどけていくんだ〜」という人体実験のご報告です。

何に根を詰めていたかというと…、
近々リリース予定、らせん流でお伝えしている全ワーク(セルフケア法から歩き方まで)を、 一つずつ使いやすくしながら、ひとまとめにした動画教材 =「らせん流ワーク編:ショートバージョン」をお知らせするメールの作成です。
なにせ、お送りするのは皆さん、一度は体を介して(あッ、変な意味じゃないですよ〜)
温かいコミュニケーションをとったことのある方ばかり。
だから、その時のことを思い出しながら、その方の体がより快適になるために、らせん流を通して自分ができることを、鬱陶しがられずに、押しつけがましくなりすぎずに、かといって遠慮しすぎずに……。
ChatGPTの力も借りながら、ああでもない、こうでもないと、3日間ほど。
そしたら、来た、来た、来た!
目から、後頭部から、首から、肩から、背中、そして腰へと、
体を締めつける“魔の成分”が……!
(実際、そんな成分はないのだけど、そんな感じだったのです)
このところ、仕事をしてはセルフケア。 仕事をしてはセルフケア。
短めの距離のインターバル練習(ごめん、マラソンのトレーニング用語です)のようなやり方をしていたので、 体はラクだったのです。
そんな状態から、一気に根を詰めた仕事をしてしまったので、“魔の成分”の存在が、実によくわかりました。
“魔の成分”と呼んだけど、実際は、
「そろそろ休んで、体を動かしたり、体の手入れをしてくださいよ」
という“女神のような成分”なんですけどね。
自分で決めた締め切りに向かって、女神の声を無視したら、それが魔に豹変してしまったのです。
そして、その仕事、一段落つきました。
まあ、見事に、目から背中まで、コリコリ。ツンドラのようです。
……やっちゃいました。
まずは、ゆっくりと手淹れしたコーヒーをいただきながら、セルフケア開始。
せっかくここまで固めてしまったのだから、
「何をしたら、どのように溶けていくのか、ほどけていくのか」
じっくり観察していこうと思ったのです。
これまでいろいろ転びすぎているので、「転んでもタダじゃ起きない」クセがついてます(笑)
まずやったのは、らせん流でお伝えしている「全身連動ご自愛さすり」。

中国の元の時代の皇帝御用達だった健康法「元極学」の中の「あんま功」を、らせん流にアレンジしたものです。
頭、顔、目、耳、鼻、口、首、腕、胸……の順に、
ひたすら「ありがとね」の気持ちを込めて、さすっていきます。
もちろん、手の小指側にある「豆状骨(とうじょうこつ)」を軽く意識して。
(※ここからは、あくまで個人の体験です)
するとどうでしょう。
ツンドラ地帯の氷が徐々に解けて、足に向かって流れていくじゃないですか。
「ということは? そんなに固まった感覚のない、下半身の流れもよくした方がいい?」
と思って、そのままお腹から、腎臓、そして脚部から足部も、すりすり。
そしたら案の定、一気に、頭から背中のコリが下半身を通って、
足の裏から床に抜けていくじゃないですか!
全身の血の流れが一気によくなりました。
教室で「全身連動ご自愛さすり」をお伝えするとき、
「調子の悪いところだけでなく、まずは全身をさすってから、気になるところをやった方がいい」
と言っていたのですが、これ、私、知識で言っていたと反省!
こうして実感したので、今度はもっと説得力を持ってご説明できそうです。
「全身連動ご自愛さすり」。
自分でつけた名前だけど、あらためて「全身連動」の意味、よ~くわかりました。
体は、いつもワンチーム!
気候が不順な日々が続きますが、くれぐれも、ご自愛くださいませ。

