
先日、らせん流ワークショップの修了生たちが集まる練習会「体楽塾」でのことです。
「らせん流に出会うまで、体力がなくて、畑仕事を10分もすると疲れてしまっていたんです。でも、らせん流を学んで、畑作業でラクな動きを探しながら工夫していたら、10分が1時間になり、1時間が2時間に。そして今では1日動けるようになりました。それも、やるほどに元気になっていくんです。
体力がないから筋トレしなくちゃかな~と思っていたけど、大事なのは体の使い方、エネルギーの流し方だったんですね」
そう話してくれたのは、昨年末からオンラインでらせん流を学んでいるKさん。
すると、Mさんも頷きながら続けます。
「私も同じです。歩くのがしんどくて、歳とともに体力が落ちてきたんだと思って、筋トレしなきゃダメかなって。でも、らせん流をやったら、歩くのがどんどん楽になって、ここで背中を使う感覚をつかんでからは、もう、どこまでも歩ける気がしてます。体力がないんじゃなくて、動き方が悪かったんですね」
そう語るお二人の顔は、晴れやかに輝いていました。
実は、私自身も同じような経験があります。
いつもの散歩道に、けっこうな急坂があるんです。ある日、その坂で急に息が切れました。
「えっ!? なんで? こんな仕事をしているのに情けない。でも、歳をとるってこういうこと……?」
ガックリしました。
でも、その時、自分の体の動きを観察してみると、なんだかチグハグ。大地からもらう力が、うまく全身に伝わっていないのがわかりました。
そこで、翌日は、教室でもお伝えしている全身の骨格バランスを整えるらせん流操体法をしてから同じ坂へ。
あれま、すっ、すっと息も切れずに登れるじゃないですか!
この時、はっきり確信しました。
鍛える前に、まずは調えることが大切だ!
と。調えてなお、力が必要なら鍛えればいい。
でも、調えずに鍛えてしまうと、歪んだ体を強化することになり、鍛える時もシンドイ。
そして、歪みが強化された体を動かすには、鍛え続けなければならないのです。
つまり、ずっと「シンドイ」が続くのです。
ということで、「体力がないから鍛えなきゃ」と思っていたら、ちょっと視点を変えてみませんか?
体の使い方を調えることで、驚くほど楽に動けるようになるかもしれません。
らせん流は楽にそれができる方法の宝庫です。
体験会でも、それを実感される方ばかりです。
近々の体験会は
4月19日(土)13時から15時30分@大井町
お待ちしています。

