「体楽塾」というらせん流の卒業生たちの練習会が月1回のペースであります。そこでは毎回、最初にこの1か月の気づきをシェアしてもらいます。
先日は、ある男性が
「通勤で新宿駅南口を通るのですが、その時だけでも“眼包み”でいこうと決めてやってます。眼包みをすると視界が広く柔らかくなって人混みをスイスイ歩ける。“眼差し”にすると急に視界が狭くなって自分の体が硬くなって進むのが大変になる」
そんなシェアがありました。
“眼包み”と“眼差し”とは何かは↓の15分9秒から。
https://www.facebook.com/taorunningclub/videos/1156195584793283
“眼包み”の提唱者でありながら、私もまだまだ意識してやっている段階。忘れていたり中途半端だったりしている時が結構あるある(^^;
なので、その方に倣って、とりあえず私が大好きでしょっちゅうやっている行為の「空を見上げる」、この時だけは“眼包み”と決めました。
朝、雨戸を開け、太陽に手を合わせた後、しばらく“眼包み”で空を眺めました。
そしたら、震えるほど深い歓びが全身にじわじわ(^^)。
これまで空を見る時、なんとなく眼包みしていたつもりですが、しっかり意識してみると、さらに自分と世界の在り方が深まりました。試しに、眼差しもしてみたら、あらあら(^^;
その時浮かんだ感覚を言葉にしてみました。
*
眼包みで空を見る。
空の中の自分になる。
自分と周りを隔てる膜が柔らかく薄いベールになる。
そのまま足で大地を感じたとたん
自分の存在感に重みが増す。
呼吸が深くなる。
鳥の鳴き声が鮮明に届いてくる。
世界の美しさが輝きを増す。
空が宙につながり、世界が無限に広がっていく。
願差しで空を見る。
空と自分になる。
自分の存在が希薄になり、
空と張り合うかのようにカラ威張り。
呼吸が浅くなる。
自分と周りを隔てる膜が硬く厚くなる。
鳥の鳴き声が遠ざかる。
世界が窮屈に感じる。
世界が薄っぺらになる。
*
ということで、以前、おススメした行為、
足裏で大地を感じてから空を見上げる。
これとセットで“眼包み”もぜひ。
世界が拡がり、柔らかく穏やかになります。
そうそう、人混みを歩くときもぜひ”眼包み“を!