前のブログで予告いたしました「シリーズ体が歓ぶ歩き方(仮)」早速始めます。
このシリーズをお読みいただく方へ、ひとつお願いがあります。
歩き方の説明を文字だけだと限界はあるのは承知の上で、できる限りわかりやすく書くことに挑戦していきます。
読みながら、あるいは読んだ後に、「実際に体を動かして」違いをぜひぜひ感じてみてください。このシリーズは、読んだだけだと、気分は変わっても体と歩き方は変わらないので。
そのうえで、「なんとなくわかったよ~」でも「~がわからん!」でも、ご感想お待ちしています。それを肥やしに工夫を重ねていきます。どうぞよろしくお願いします。
さて、あなたは歩いているとき、何を意識して歩いていますか?
背筋を伸ばすとか腕を大きく振るとかのフォーム?
万歩計が示す歩数?
チンタラではなく軽く息が弾むくらいを目安にした速さ?
それとも、季節の移り変わりの様子?
車や自転車から身を守ること?
そうだ!今は、意識の9割がスマホ!という、まったくいただけない現象、起きてます(^^;
家の中で歩くときは、トイレに行くとか、モノを別の部屋に取りに行くとか、はっきりした用事がありますから、その用事のことに意識がいくのがフツーでしょう。
まあ「歩きスマホ」以外は、どれでもいいんです。
けれど、これからはそれらに加えて、時々でいいので意識してほしいことがあります。
それは、“体”が「ラク」かどうか、「快」かどうか。です。
逆に言えば、“体”が「苦」でないか、「不快」でないか、です。
「シリーズ体が歓ぶ歩き方」が目指すのは、“体”の「ラク」度と「快」度を上げること。
なぜなら、当たり前ですが、そうなるほど体が歓び、健康になるからです。
これまで「そんなこと意識したことがないよ!」という方がほとんどでしょう。
無理もありません。日本の体育では、そういう切り口がなかったですから。
「ラク」と「快」を別の言い方してみます。
・なんとなく頑張っている感、努力感がない
・なんとなく力みがない
・なんとなく体を軽く感じる
・なんとなく動きが柔らかい
・なんとなくなめらかに進む
・なんとなく体が解き放たれた感じがする
・なんとなく体が縮こまってない、詰まってない
・なんとなく楽しい気分
・なんとなく目元、口元がゆるむ
・なんとなく体がほぐれる感じがする
などなど。もちろんこれ以外でもOKです。
結果、
「どこまでもこのまま歩いていきた~い、いけそう~」
そうなってきたら、体が「ラク」で「快」を感じている証拠です。
とはいえ(まだ、あるんかい!)
自分の外側の情報ばかりに意識を向けてきた人たちにとっては、これもわかりにくいかもしれません。
そんなわけで、このシリーズでは、「なんとなく比較療法(仮)」を使って、意識を体の内側に向ける力を取り戻していただく工夫をしていきますね。
私もこの方法で自分の体の感覚を磨く楽しさを知りました。
ということで、「なんとなく比較療法」その1。
あなたは、

A―兵隊さん風にまっすぐきちんと歩く
B―ヤンキー風に肩をゆすりながらテキトーに歩く

どっちが”体”はラクですか?
まずは「なんとなく」でいいです。試してみてくださいね。
ラクな方が「体が歓ぶ歩き方」です。
実は、体の構造に沿った歩き方に近いのは、B。
追って、詳しく説明していきますね。

