
「私たちが歩くとき、一番強く働いている力は、なんだと思いますか?」
これは、らせん流の体験会で、必ずお聞きする質問です。
たいてい、みなさん「???」という表情になります。なので、こうヒントを出します。
「地上にいる限り、誰ひとり避けることのできない力ですよ」
するとようやく、
「……もしかして、重力?」
という答えが返ってきます。
「はい、正解です。でも私は、それを“万有引力”と呼んでいます」
なぜなら、「重力」と聞くと、たいていの人が“地球に引っ張られる力”だけを想像するからです。
「歳をとると重力のせいで、お尻が垂れるとか、背が縮む」とか、よく言いますよね。
確かに私たちは、自分の体重分、地球に引かれています。
でも実は、私たちも同じ力で、地球を引き返しているんです。
――あらゆる“質量をもつもの”は、互いに引き合っている。
これは、あのニュートンの「万有引力の法則」。
中学校で習ったはずなのに、多くの人が、
“自分も地球を引いている”という事実を、すっかり忘れてしまっています。
でもこの「引き返している力」は言い換えると、「地球が私を押し返してくれる力」
それを素直に受け取ると、
踏ん張らなくても、スッと立てる。
地面を蹴らなくても、スーッと歩ける。
ところが私たちは、なぜかその存在を無視して、自分の筋力で重力に抗おうとしている。
それどころか、それをするための筋肉が私たちにはあって、それを「抗重力筋」というと専門家たちも言うのです。
かつての私も、それに何の疑問も抱かず、筋力で体を支えようとしていました。
でも、体に任せて動くようになってから、ふと感じたんです。
「あれ? なんか違うかも?」って。
たとえば、体験会で「あるワーク」をすると──
足裏が床にピタッとついているのに、どこか浮いているような感覚。
力まずにスッと立てる。
重心からどこを使ったという感覚なしに、スーッと歩き出せる。
肩の力が抜けて、腰のこわばりも取れ、
気づけば、バストアップ・ヒップアップ・顔までリフトアップ。
何が起きたのか?
それは、万有引力と骨の共同作業の結果だと、私は捉えています。
私は、この「地球が私を押し返してくれる力」を、
地球からのプレゼントと呼んでいます。
地球と私は、同じ力で引かれ、引き返しあっている。
相思相愛の関係なんです。
そして、先ほどの「あるワーク」とは──
ただ、足の骨の構造を思いながら、やさしくさするだけの「知足ワーク」。
この「知足ワーク」、以前はFBライブの動画でご紹介していたのですが、今はアーカイブが消えてしまっていて……。
やっぱり、これは体で感じるのが一番かもしれませんね。
興味のある方は、ぜひ体験会で味わってみてください。
実際に体験すると、「ああ、なるほど」と体が納得してくれる。
でも……。
一度、頭で動こうとすると、すぐにこのことを忘れてしまう。
ほんとにもう、私たちって、ご苦労さまですね(笑)
次の体験会は
8月2日(土)13時~15時30分@大井町。
詳細は↓です。
https://rasenmail.com/Lb262/12261
これから暑さ、一段と気合いを入れてくるみたいですね。
どうぞ山盛りてんこ盛りのご自愛の日々を!
そして、万有引力の力を借りて、省エネでいきましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
らせん流
小松美冬
●追伸
ラグビー元日本代表・宮下哲朗さんとの対談動画
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