日常の一歩一歩の気持ちよさ自己ベストを目指す

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らせん流®タオRNNING倶楽部

ランニングセラピスト®小松美冬主宰 東京・国分寺を中心に教室を開催中

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3月の東京マラソンを走るランナーを沿道から応援して以来、ずっと体の奥でくすぶっていた違和感があります。

確かに優勝したキプチョゲ選手の顔から滲み出る威光に涙が出たし、あっという間に視界を通りすぎていくその速さに、あらためて「人間って、スゴっ」って感じました。

そう、確かに速い、速い、速い!
ただ、これまでマラソンを生で見た時に感じてきた全身を刺激し、躍動させる何かが足りず、正直、もろ手を挙げて、「アッパレ」ってならなかったんです。

なぜだろう。
頭の中で、あの日、目の前で見たランナーの動きを幾度も再生してみました。
そして、その原因が見えてきました。

速いは速いのだけど、ひとりひとりの選手の体の個性が存分に感じられなかった気がするんです。

トップクラスの選手は、ほぼ全員、底にバネが入った今話題の厚底シューズを履いていました。

私はそのシューズを履いたことがないので、ここからの話は外から得たこの手のシューズに関する情報と、目の前で感じた選手たちの体の様子と、自身の経験による想像です。

また専門的な話をすると、長くなるしややこしくなるので端折って書きます。

あの日のトップランナーたちは、極端な言い方をすると、まるでベルトコンベアーの上を焦って走っている、いや、走らされている印象でした。

「“ただ前に”速く」体を運ぶシューズが生み出す動きに遅れないように、必死に体を合わせにいっている。
これまでだったら、それぞれの体の個性を生かしきった伸びやかさから生まれるバネがあったはずなのに、その主役をシューズに奪われて焦って縮こまっている感じ。体がシューズの従者になって戸惑っている感じ、それを特に選手の背中から感じました。

結果、人体の隅々まで使って動く時に立ちあがってくる躍動美が今一つだったのではと。速さの割に、魂まで揺さぶる迫力にはならなかったのでは、って。

世界記録は、今、この手のシューズの登場によって押し上げられていて、それも人間の営み、つまり人間が造った物と、自然が創った体のと共演による「進化」なのでしょう。

でも、ただどうにも気になるのは、キプチョゲ選手にも感じた体の深部の「取り残され感」。
それがあると、見る人の魂をも揺さぶる、高貴な覇気は出てこないような気がするのです。

右肩上がりの成長が善とされ、もっともっともっとを求められるたびに「ちょっと待ってよぉ!」と私の体と心は叫ぶ時があります。まあ、そう言ったって、待ってくれないですけどね。

だから、今は、そんな時、自分からベルトコンベアーを降りて、自分のペースに戻るようにしています。すると、右肩に上がるのではなく、奥に向かって掘り下げる動きが始まる。
この「進化」ではなく「深化」が私には必要なんですね。

そんなことをコロナ騒動が始まってから、これまで以上に強く感じていたからこそ、あの日、バネ入りシューズを履いたランナーの姿の違和感に強く反応したのかもしれなかったなと。

とりとめなく、思いを綴りました。

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