今朝の朝日新聞に
井上ひさしさんが亡くなって10年ということで、特集ページがあった。
私が書くことだけでなく、
お伝えすることにおけるすべてで目指したい
「むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」
の一文があった。
いまだに
「むずかしいことをやさしく」
この最初の一歩でうろうろしている。
そして、この一文ともに紹介されていた言葉に
目が留まった。
井上さんが主宰されていた「こまつ座」の雑誌『the座』の前口上から、として紹介されていた。
「よりよく生きるということは、
束縛を協調の線に押しとどめておいて、
その上で各人がそれぞれの個性を生かしながら
充分にゆらいでみせることだ」
と。
体内のひとつひとつの細胞しかり、
ひとりひとりの存在しかり。
協調とゆらぎは相性がいいようだ。
ゆらぎながら生きよう。