「念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった」
(『坂村真民一日一言』より)
大好きな詩人、坂村真民さんの代表作で
私の好きな詩のひとつだ。
先日、長野であったコンサートの前に立ち寄った
善光寺の境内で、
その愛くるしく穏やかな笑みに
吸い寄せられるようにその前に立った
お地蔵さん(というのか、わからないけれど)
よく見ると、その胴体に
「念ずれば花ひらく」
と彫られていた。
「念ずれば花ひらく…」
私もとなえていこう。
となえつづけよう。