日常の一歩一歩の気持ちよさ自己ベストを目指す

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らせん流®タオRNNING倶楽部

ランニングセラピスト®小松美冬主宰 東京・国分寺を中心に教室を開催中

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先日、陸上競技をしている高校生の娘の、
高校最後になるかもしれない
800mの試合の応援に行った。

娘は、
【らせん流RUN】研究の相棒でもある。

ウォーミングアップの様子を見て、
目を見張った。
涙があふれてきた。
その姿の凛々しいこと。

これまではどこか不安げで、
意図して背筋を伸ばしている
印象があった。

走りも、もっとのびやかに
できるはずなのに、
自分でハンドブレーキを引いているような印象があった。

それが微塵も感じられない。
天地にすっとつながって立ち、
動きもなめらかにのびのび。
顔の表情は穏やかで清々しい。

アップの最後に、
目があったとき、
力強く親指を突き出してきた。
自身のうちのなにかを
信じている顔だった。

「この子、化けた…」
足が震えた。

本番は、
持ちタイムがずっと速い人に、
淡々と、堂々とついていき、
抜き去り、
ゴールに飛び込み、
倒れ込んだ。

自己記録を9秒も縮めた。
100mを、
1秒以上ずつ縮めたことになる。
それも、1か月の間に。

***

レース後、
「今日は、すべてを楽しもうとだけ考えていたんだ。

3日前の練習で、
ようやく上(天)とつながって、それを感じたら、
楽にスピードが勝手に上がって、
わかったの。

走っているとき、自分は一人じゃないんだって。

これまで一人だと思っていたから、
スタートに立つと、
不安になっていたの。

でも、今回はひとりじゃないって感じていたから

怖くなかった。
全てを楽しめたよ」

「600mまでは
気持ちいいだけだった。
まわりの空気と自分の動きの
流れがひとつになってた。

ラストの200mは
さすがにきつくて。

でも、そこで、
これまで応援してきてくれた人たちの歓ぶ顔を想ったら、
走りきれた」

「1か月前に、
わたし、言ったよね。
この試合で、
すべてで最高の走りを目指していいですか?って。

そのときは、そんな自信なかった。

でも、3週間前から、
これまで蓄えてきたものが、
ここで花開きそうな気がしていたの」

うわっ・・・。
あなた、
そんなところまで辿りついていたの?

***

この快走は、偶然ではない。

小学4年から陸上競技をはじめ、
中学に入ってから
タイムや順位で選手を評価しがちな
競技スポーツの在り方に疑問を持ち、

高2の春、
自分は「体が気持ちよくなる動きで、
速くなる走りを究めたい」と言い出し、
コツコツコツコツ、
体の手入れを重ね、
体の声に従って動こうとしてきた。

それは、

ワイワイみんな一緒で楽しいとか、
息が切れない程度にゆっくり走るから
楽で気持ちいいという世界とは一線を画した
ある意味、
孤独で厳しい世界。

有機物である人間の動きを
促成栽培ではなく、
いわば有機栽培的に究める取り組み。

だから、
目に見える数字という結果を得るには
時間がかかることを覚悟はしていたが、

促成栽培の選手たちが
短期的に結果を出してくるのを
気にしないでいるのは
難しかった。

葛藤もあった。

しかし、

「体が歓ぶように歓ぶように走ると、
気持ちいい」

「自分が魅せられる動きは、
その人の体が楽しそうかどうかかな」

「自然に紛れようと思うと、
どう動いたらよいか、上から教えてくれる」

「全力を出し切るって、どういうこと?

体が楽しくなるように、楽しくなるように、って思って、
それがうまくいくときは、スピードは上がるんだけど、
息は楽で苦しくならない。

全力ってなに?」

そんなことを、
ここ半年、言うようになっていた。

だからこそ、
いつか“化ける”と信じていた。

***

この結果で、
もう1回、
800mを試合で走れることになった。

「うれしいのは、
自分が目指していた方向で、
記録がついてきたこと。
まだまだ伸びる手応えがある。

これまで通り、
目の前のことをひとつひとつ、
ていねいに経験していくね」

これから先のことは、
わからない。

タイム的には、
今の高校性のレベルからすれば、トップクラスではない。

でも、
そんなことはどうでもいい。

今、わたしは、
ここまでの娘の取り組みに、
最高級のリスペクトの拍手を惜しみなく送る。

***

この日の試合に向かう車の中で、
娘が最後に聴いていた歌は、

Super Fly の
「Beatiful」

「♪世界でひとつの輝く光になれ、
私でいい、私を信じていくのさ♪」

「♪遠回りしても、上るべき道をいけ、
私でいい、私の歩幅で生きていくのさ♪」

あなたの魂、あなたらしく
静かに、
穏やかに、
美しく光っているよ。

そして、それは多くの人を照らすかもしれない。

さあ、
あなたの歩幅で走っていけ!

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