体が嫌がるから、
最近、走るのは土の上がほとんどで、
道路は歩くようにしている。
歩きでも足の使い方を丁寧にしていても、
このランニング足袋だと、
道路では硬い刺激が体に走る。
足の使い方のいい練習にはなるのだけれど、
まだまだだから、体はそれを感じとる。
というか、体が先にその硬さを察知するのか、
うっすらと緊張する分、動きが硬くなる。
大地に委ねきれない。
なんとかならないかって思っていた時、
ふと気づいた。
アスファルトの厚みはほんの⒑数㎝。
その下は土なんだよな。
そうだ!
アスファルトの奥の土に足を置くつもりでいこう。
とたんに、体が少し安心したのか
動きがどこか柔らかくなった。
体への刺激もやさしくなった。
地球の奥深いところとつながっている感じも生まれた。
地面からの反力がやわらかくなり、背骨に沿ってやさしく伝わるような気がする。
有機物である足は、
有機物の土と相性がいい。
土の上のようにはいかないけれど、
アスファルトの上を歩くときは、
これを試していこう。