草や木の四季折々の変化を定点観察しながら歩くのが好きです。
それをしているとイノチの基本形というか原型は、歓びに満ちているように感じるようになりました。

芽吹いたり、花が咲いたり、葉を雄々しくしていく一見華やかな時季は、まさに「歓び爆発!」っていう感じがします。だけど、花が散るときも、葉を落としていくときも、さらには、一見何の変化もない冬の間でさえ、よく見ると幹の色が一旦深くなってから淡くなっていく。
それを感じるようになってから、イノチというのは春夏秋冬、どの瞬間にあっても、一途にただ一途に淡々とその営みを歓んでいるんじゃないかって考えるようになりました。
最近、「体はイノチの化身である」という思いが強くなっています。
となると、体もいつでも歓びに満ちているはず。
「今が楽しい。今がありがたい。今が喜びである。
それが習慣となり、天性となるような生き方こそ最高です」
これ、5年くらい前から仕事机の前に貼ってある平澤興さんの言葉です。
平澤さんは世界的な脳神経解剖学者で元京都大学総長です。
この言葉に出会ってから、毎朝、「イノチをありがとうございます。今日も一日歓んで」っていって始めるようになりました。
そう宣言しちゃうと、この路線からそうは脱線しにくくなるような……。
疲れてゴロゴロしているときも、やる気が起きなくてグダグダしているときも、只今、イノチはエネルギーチャージ中。きっと歓び三昧のはずって思うことを含めて(^^)
平澤さんは「喜び」の字を使われていますが、私は「歓び」の字がなんか好きで、そうしています。変換ミスではありません(^^)

