今日は連投だけど、震える心がおさまらなくて…
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夕暮れ時、東の空にほぼ真ん丸のお月さまと、
西の夕焼けの前で黒紫色にそびえる富士山。
その間の直線50mくらいを厳かな気持ちで行ったり来たり。
寒風に耳が痛くなって帰宅してなぜかベンチコートも脱がずに、この本にすっと手を伸ばした。
一気に読んで、体の芯が震えている。
子育ての前に出逢いたかったと思ったけれど、
いまからでも自分育てのために、
自分の内外にある自然への“センス・オブ・ワンダー”を
磨いていきたい。
「地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみ心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていくことへの新たなよろこびへと通ずる小道を見つけだすことができる信じています。
地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、生命の終わりの瞬間まで、生き生きとした精神力とたもちつづけることができるでしょう」
~『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カールソン著/新潮社)より。
レイチェル・カールソンは、60年も前に環境環境の汚染と破壊の実態を、世に先駆けて告発した『沈黙の春』を著した女性。