私が師の一人としている感性論哲学の創始者・吉村思風先生の
昨日のメルマガより。
この意味での「感性」が
私の行動の指針のひとつになっています。
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「感性」は、「求感性」(ぐかんせい)という能力が本質です。
感受性ではありません。
感性は、受け身ではなく自らが求めて感じようとする力なのです。
「感性」には「感性の3作用」と呼ばれる調和作用・合理作用・統合作用という3つの作用があります。
作用とは、模索する働きです。
「感性」は、この能力によって、ある状況の中で何が一番適切な行動であるか、
何が一番適切な言葉か、優れた判断であるかを常に探り求めながら活動しているのです。
「感性」は常に真実なるものを求め感じる力、
本物を求め感じる力。感動を求め感じる力、
人間において本当に素晴らしいものを求め 感じる力として働いています。
意志を実現する“自己実現”、 愛の実現による“素晴らしい人間関係づくり”、
そしてそのための行動にも「求感性」と3作用の力を働かせながら、
本当に納得できるもの、
心を満たすものを最後の最後まであきらめることなく求めていくのです。
「これだ」というものをつかむために感性の求感性と3作用を使うことです。
“コツ”や“カン”は、 この3作用の働きなのです。
コツ、カンを求感性の働きと一本化せることによって、
本当に心を満たす、本当に自分を納得させるものを求め続け、
本物の人間の生き方を求めて行くところに感性論哲学の存在意味があります。
(芳村思風一語一会 vol.3729より)