小松さんが他の先生方と交流を深め多くのことを学ばれていることや、現場での指導を長年続けられていることは、以前より知っていました。
その集大成として、ひとつのメソッドとして確立されたものを公開されるお話を聞き、私自身のここ10年余りのカラダの不調から脱出をはかる良い機会と思い、6コース通して参加させていただきました。
歩き、走り以前のカラダの調え方として、力の流れを学ぶワークや、歪みの正し方、一人でできる運動や手技等を学ぶ講座は、私の期待に見事に叶えてくれる内容が満載でした。講座を通して、私たちのカラダは自然の叡智に満ちていることに気づかされました。
教わったことを、生活のなかで再体験を繰り返していくと、自分のカラダの構造、全身のつながりに対して気づきが次第に深まってくるようです。カラダがエネルギーのより自然な流れを求めて変化し始めます。より楽で、快適な歩きを日々探している自分がいます。そして、50代後半の身にもまだまだ変化する力が備わっていることに日々気づかされています。
自然なエネルギーの流れを感じる体験は、毎回、室内でのワークが終了した後に行う、国分寺のお鷹の道ウォーキングでも感じることができます。この武蔵野の自然歩道は、豊かな緑、柔らかな土、あたたかな光や、やさしい風、また清澄な湧き水など自然のエネルギーに触れられる環境です。この恵まれた環境のなかを歩いていると、自分が循環する自然の一部であることに想いを馳せることができ、あらたな気づきを覚えました。
自然の流れに身をおいていることの、なんという心地よさ。カラダのなかの巡りから自然の循環と一体となっている自分がいて、その日習ったらせん流の歩き、すべてが矛盾なく統一していける気がしてきます。
このワークショップでめざしている楽な動き、快適なカラダとは、授けられた生命の本来あるべき姿であり、見失いかけていた自分そのものだったのだと、気づかされたように思います。(6コース参加)