先日、久しぶりにフルマラソンに向けたランニングの個人レッスンをしました。
お相手は、『ママはキミと一緒にオトナになる』(小学館)『書く仕事がしたい』(cccメディアハウス)『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(かんき出版)などの近著がある著者で、超人気のブックライターで、コラムニストでもある佐藤友美(さとゆみ)さん。
5年ほど前、ブックオリティ出版ゼミに通っていた時に、先輩著者として話をしにいらしてくださったのがご縁の始まり。らせん流ウォークの体験会にいらしてくださったこともありました。
そのさとゆみさんが、この冬、ホノルルマラソンを走ろうかなと走り始めたのだけど、なかなか距離が伸びない、走り方がいけないのかも、ということで、私を思い出してくださったのです。距離の伸び悩みを、根性で何とかするのではなく、「走り方」に目を向けてくださったところが、さすがです。
らせん流の歩き方、走り方は、腕も脚も前後に真っすぐに動くのでなく、回旋しながら動く、それに伴って体が上下動するのを受け容れて動く。
腕と脚の動きで背骨が動きだしたら、背骨主導で歩いたり、走ったりするしていく…、
など、一見、常識破りのことばかり。
それらをひとつひとつ、丁寧に体に落とし込みながらしっかりと確かめられていくさとゆみさん。
そして、繰り返すほどに、「これ、ラクな気がする」「呼吸がラク」
私の目には、体が内側からほぐれていくのがみえました。
「子どもの頃、こんな腕の動き(欣ちゃん走りのような腕が横に振れる動き)をしていたことを思い出しました。あれでよかったんですね。それを直されちゃったんですね」
そうなんです。
らせん流ウォークでは、学校で真っすぐに歩いたり走ったりすることを習う以前にしていた自然で無理のない動きを取り戻すことをしているんです。
さとゆみさん、ありがとうございました
ここからはラクな歩きからのラクな走り、その延長線上にフルマラソンのゴールが来るように楽しんで距離を伸ばしていっていただければと。
これを機に、体の使い方もトレーニングの仕方も、アーサー・リディアードの名言「TRAIN、but、don’t Strain」を具体化するらせん流フルマラソン完走メソッドを考えてみようかな、なんて、また欲が出てしまいました(笑)