最近のランでの気づき…。
「前へ、前へ」ではく、
「上へ、上へ」らせんを描くように進んでいくのを意識する。
すると、まもなく
まわりの空気も自分の中の色も澄んでくる。
透明になる。..
自分の内外を隔てていた輪郭が溶けて、
周りと自分が融け合うような気がする。
大いなるものにゆだねようとしなくても、
自然にゆだねて、音もなく進んでいる。
思わず「うふふ…」と微笑んでしまう。
***
これは、静かに坐っているときに感じる現象に似ている。
試しに、これまでのように、前に進むことを意識してみる。
まわりの空気も自分の中の色も濁り、騒がしくなる。
進む音に濁音が入る。
ああ、これが「我」が出しゃばっている感じなのかな、
この空気感はいやだ、いやだ、となって、「上へ、上へ」に切り替える。
今は、歩く人にも抜かれる速度というより「遅度」だが、
こういうランを15分もすると、帰宅後もしばらくその快感が続く。
ひとは、歩くこと、走ることで、
からだも、こころも、
気持ちよくなれるようにできていると思えてならない。
この思いが、
らせん流®RUNの探究の源泉である。