この2週間ほど、
自分がナビゲーター(指導者、講師というのは、なんか違うような気がして、これを使ってます)を務める教室がなかったので、
自分のために、
からだの流れをよくするためのワークをあれこれ。
より深い層に意識が届くようになってきたり、
天地とのつながり感がしっかりしてきたり、
自分なりにうれしい収穫はあったのだが、
ひとつのことを突きつめていくときに
起きがちな緊張から、からだが固まりがちだった。
それが、教室を再開して、
自分がしていたのと同じ、
からだの流れをよくするためのワークのナビを
言葉で参加者のためにしていたら、
まもなく参加者の皆さんから流れでる
穏やかなエネルギーが部屋に満ち、
それが、わたしにも伝わってきて、
自身がほどけてきて、
ナビをする声がやわらかくなって、
ひとりでは到達できない質の和みが
わたしのなかで広がっていった。
こんな形で人の輪(和)の循環力を感じたのは
はじめて・・・。
***
わたしが好きな詩人、坂村真民さんの
「流れの中で」(坂村真民全集 第4巻より)をふと思い出した。
「流れのなかで
人は生まれ
人は死す
一瞬たりともとどまらず
永遠に流れてゆくもの
わたしもその一人
あなたもその一人
でも孤独であってはならない
一つに集まり
一つに溶けあい流れてゆく
それがわたしの乞い願う美しい流れ
朝は朝日を浴び
夕は夕日に染まり
手をとりあい流れてゆく
楽しい流れにしてゆこう」
そんな風に
人と人が流れゆくワークショップ、
それが私の目標なのかもしれない。
写真は南紀の古座川を、海を目指して
カヌーでくだったときのもの。
川面で光が輪舞していた。
その様子もらせん流タオRUNNING倶楽部の理想。